2022.10.21
今月から政府の観光促進策である「全国旅行支援」が始まりました。
以前実施されたGo toトラベルキャンペーンの結果を踏まえて見直しされたと思いますが、
準備や運用では色々な混乱も生じているようです。旅行需要は宿泊だけでなく飲食や買い物など非常に幅広い
業種に影響を及ぼすので今回のキャンペーンの経済効果は8300億円とも試算されています。
旅行や仕事で利用される方もおられると思いますが是非経済や地域の活性化に繋がってほしいと思います。
旅行業界はこれまで非常に厳しい事業環境に直面してきました。
海外渡航に様々な制限が設けられるだけでなく、日本国内の移動も自粛や配慮が必要となりました。
そのような時期だからこそ、各社がそれぞれの強みや特徴を活かして生き残りをかけた事業の再構築に
取り組まざるを得ませんでした。ある旅行会社は自社ビルと英語力という点を活かして英語教育型の保育所を開設されました。
別の旅行会社は海外文化を発信するカフェや物販を行う拠点を立上げられました。
旅行会社は以前からオンライン手配の普及や、少子高齢化による市場の縮小、価格競争から脱却して
独自性や価値の向上への変化が必要と言われていました。そんな中でここ最近の環境変化はその変化を一気に迫りました。
また事業再構築だけではなく旅行にも社会課題の解決に向けた「持続可能な観光」が掲げられるようになっています。
地域活性化に繋げる地方創生事業や文化資源の保護と活用に繋げるヘリテージツーリズム、
また視覚や聴覚の障がい者団体の旅行を手配するユニバーサルツーリズム等に各社が取り組んでいます。
私たちが事業展開する子ども英会話教室のペッピーキッズクラブも将来に向けて、
少子化や社会環境の変化の影響は避けられません。常に新規事業の可能性を探ると共に、事業運営での効率化や
会員へのサービス向上の為に更なるデジタル活用が欠かせません。更に会員へのサービスでは私たちならではの
価値を考え創り出し続ける必要があります。新たに導入したTECS検定へのパソコン受験CBT (Computer Based Testing) や、
拡充を進めた国内英語キャンプ、親子英語イベントを全国の会員たちに届けると共に、
来春に再開予定のカナダ・バンクーバやアメリカ・サンフランシスコへの海外イベントとも組み合わせて、
会員様が真の国際人に育つ環境作りに努め続けたいと思います。