2022.03.22
3月に入り日も長くなり春の訪れを感じるようになりました。今年も多くの方が卒業されて新たな進路を歩まれます。
学校生活で大きな役割を果たすのが教室の黒板です。ホワイトボードやプロジェクターも使われるようになりましたが、
まだまだ黒板とチョークが多くの学びの機会に登場してきます。
ここでは「日本で一番大切にしたい会社」ともいわれるチョーク会社の取組みから働くことを考えたいと思います。
日本理化学工業は昭和12年に設立され、炭酸カルシウムを原料としたダストレスチョークの国産化に成功した会社です。
平成22年にはホタテの貝殻をチョークの材料として再生活用して表彰を受ける等、
様々な取組みを進めており現在はチョークの国内シェアの4分の3を占めるに至っています。
現在の会長である大山泰弘さんが働くことの魅力を紹介しています。人間には究極の幸せが4つあるそうです。
1つは「人に愛されること」2つは「人に褒められること」、3つは「人に必要とされること」、
4つは「人の役に立つこと」です。働くことによってその全てを満たすことができます。
そしてこの人間みんなが求める究極の幸せを多くの方が得られるように、障がい者雇用にも積極的に取り組んでいます。
先代会長が1960年に障がい者雇用を始めてから現在では全社員の70%以上を占める63名が知的障がいのある社員です。
障害の程度が様々なので一般の人と同じように教えても出来ません。時計が読めない人の為に砂時計を置いたり
漢字が読めない人に目印を貼って色が分かる様にしたりして、1人1人の「できる」を助ける工夫をしています。
この会社では就職する前に4つの約束をしてもらいます。「返事をしっかりすること」「自分のことは自分でできること」
「周りの人に迷惑を掛けないこと」「一生懸命できること」この4つの約束が守られない時は家に帰すそうです。
この4つの約束は、障がい者の方に限らず多様な人材が活躍する為に欠かせない心構えと行動だと思います。
その上で1人1人の「できる」を助ける工夫をすることで、働くことを通じて4つの究極の幸せを得られます。
私たち子ども英会話教室ペッピーキッズクラブも社員や講師の働く幸せと企業としての成長の両立を
目指して取り組んでいきたいと思います。